まず、ロサンゼルスカウンティーではメトロと呼ばれるLos Angeles County Metropolitan Authority という、都市交通局が運営しているバス・電車が車以外での人々の生活を支えています。
Metro Bus ＜メトロバス＞
メトロバスにはそれぞれ路線に番号が振り分けられており、行き先はバス正面に表示されています。時刻表もあるけれど常に車でいっぱいのLAの道路。バスもなかなか時間に正確には来てくれません。また、メトロバスにはRapid（ラピッド）という主要の停留所にのみ停車する快速バスもあり、少し離れた場所へ行く際にはこちらが便利です。
How to ride
まず覚えておいて欲しいのが、日本と違い両替機が車内にないということ。
乗車してまず最初に運賃を払うのですが「小銭がない」なんてことにならないように、バスに乗る前に手持ちのお金を確認しておきましょう。
１）乗車
バス停にはMetroのマークと路線番号が書いてあるのでそれを確認し、実際にバスが来たら表示も確認してから乗車しましょう。バスが自分の目的地に向かうか不安なときはドライバーに聞けば教えてくれますよ。 また、アメリカでは日本とは違って、停留所の案内アナウンスがないので自分で外を見て降りなければいけません。どこで降りたら良いのかわからない場合も、ドライバーに伝えておけば教えてくれるので間違うこともありません。
２）運賃を払う
上記の通り、両替機がないので注意。時々「誰かくずせる人はいませんか」と紙幣片手にほかの乗客に尋ねている人を見かけることも。?
３）乗車中
アメリカのバスにも高齢者などのための優先席が設けられています。座席をたたむと車イスがおさまるスペースもあり、車イス利用者にとっても身近な移動手段になっています。? ４）下車
自分が降りたいバス停の前のバス停を出発したら、窓のところに横に伸びている紐を引っ張って降車の合図をしましょう。紐を引っ張ると音が鳴り、前方にある「STOP REQUESTED」という赤いサインが点灯し、次のバス停での停車を乗客に知らせます。
目的地に着いたらドライバーに「Thank you」と言って前か後ろのドアから降りましょう。
＊「降りるときは後ろのドアから」という表示も見かけるが前からも降りられます。ただし乗車する人がいる場合や混雑時は、お互いに気を使って臨機応変に対応しましょう。??
Metro Rail ＜地下鉄＞
近年、ロサンゼルスでは地下鉄の整備が進みますます移動しやすくなっています。
地下鉄はなんと言っても渋滞を避けられるので快適。Metro Railは路線によっては地下だけでなく地上も走っています。?
メトロレールの4つの路線は以下の通りです。
- Red Line
地下鉄の主要路線。ダウンタウンやハリウッド、ミッドウィルシャーなど
- Blue Line
ダウンタウン～ロングビーチの南北をつなぐ。
- Green Line
ノーウォーク～レドンドビーチの東西をつなぎ、LAX（ロサンゼルス空港）のほうまで伸びている。
- Gold Line
ダウンタウン～パサデナの北東にのびていて、これからさらに広範囲になる予定。ダウンタウンのユニオン駅でRed Lineとつながっている。?
How to Ride
電車に乗る際は駅にある自動発券機でチケットを買います。買い方は簡単。画面で片道か往復か、などの選択肢の中から目的のものを選びお金を入れると、チケットと、おつりがある場合はおつりも一緒に出てきます。改札は無いですが電車の中で「チケットを見せてください」と係員がまわってくることがあるので切符はきちんと購入しましょう。?
FARES
メトロではバスは市内一律$1.25。ただし、追加料金が発生する場合もあります。メトロレールは一律$1.25。
詳しくはホームページにわかりやすい表が載っているのでそちらをチェックしてみましょう。
http://www.metro.net/riding_metro/riders_guide/paying_fare.htm?
また、メトロバス・レール共通のお得なOne Day Passもあります。こちらは＄3.00で一日乗り放題なのでたくさん乗れば乗るほどお得。バスや電車で1日ロサンゼルスをまわるならこれを利用するのがオススメです。?
お得なパスは1日券だけではありません。メトロにはWeekly Pass($14.00)、Semi-Monthly Pass($27.00)、Monthly Pass($52.00)もあり、これらは特にバスで学校へ通う留学生に便利でよく使われています。?
パスの購入や時刻表はカスタマーセンターで手に入れることができます。
最寄の案内所をチェックしましょう。
http://www.metro.net/riding_metro/riders_guide/contact_us-01.htm#TopOfPage
地下鉄や路線バスは怖いというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
もちろん注意をする心がけは必要ですが、極端に恐れず公共交通機関を使ってどんどん観光スポットへ繰り出そう！
