交通手段
市内・市外バス

アメリカのバスは、バス停に時刻表があるとは限らず、あったとしても、必ずしもスケジュール通りではありません。バスでの移動には余裕を持つようにしましょう。また、バス停には名前がなく、交差する通りの名前で表すのが一般的です。バス停自体も、ベンチがあってわかりやすい所もあれば、ポールにバス会社のマークと路線番号の標識だけの所もあり、うっかり見落としてしまうこともあるので注意しましょう。

 運賃は通常、乗車時に払うことが多いですが、地域によって下車時に払うこともあります。アメリカのバスは、車内に両替機がなく釣り銭も出ません。乗る前に小銭を準備しておきましょう。多くのバス会社では、一日乗り放題のパスや、週・月単位のパス(定期券)などを割引価格で販売しており、それらを利用すれば経済的です。

 基本的に車内アナウンスはありません。ドライバーによっては、バス停ごと、もしくは大きな交差点のときのみアナウンスをしてくれることもあります。自分が降りるバス停のある通りを覚えておくか、手前の風景を見ながら目的地のバス停を自分で探さなければなりません。不安なときは、乗車する前にドライバーに尋ねてみましょう。あらかじめドライバーに目的地を告げておけば、そのバス停に着いたら停めてくれたり、教えてくれることもあります。

 また、運転席の周辺にバスの路線図が設置されているセクションもあるので、よく乗るバスの路線図をもらっておくと良いでしょう。

 降車時は降りる意思をドライバーに伝えなければなりません。下車用のボタンが設置されているタイプのバスと、ロープや紐を引っ張って知らせるタイプ、センサーで知らせるタイプなどがあります。先払いのバスの場合、前からでも後ろからでも下車できますが、後ろのドアが半手動式の場合は、自分でドアを押して開けながら降ります。

地下鉄・電車

地下鉄、鉄道の発達は都市によって大きく異なりますが、バスと違い渋滞を避けることができるので移動には効率的な手段です。特にニューヨークの地下鉄は世界でも最大規模のシステム。ニューヨークの地下鉄は基本的に色や番号で路線、行き先が決まっていて、進行方向は、UPTOWNかDOWNTOWN行きの2つに分かれています。ニューヨークの地下鉄は、入り口が進行方向によって異なるなど複雑ですが、慣れれば色々な所へ足を伸ばせて便利です。

また、サンフランシスコでは2004年にアメリカで最も優秀な輸送機関として認められたバート(BART)がサンフランシスコとベイエリア(周辺地域)を結ぶ電車があり、しないには有名なケーブルカーがあります。シカゴやボストンにも整備された地下鉄システムがあったり、最近では車社会のロサンゼルスでも地下鉄が急速に路線を拡張するなど、都市ごとに特徴があります。

多くの地域では、バスと地下鉄は同じ会社によって経営、管理されていて、ニューヨークのメトロカードやロサンゼルスのEZ Transit Passのように、バスと地下鉄を組み合わせて乗れたり、複数の路線・バス会社を利用できる定期券(パス)を販売していることもあるので、これを活用するとお得です。

定期券(パス)

多くの鉄道・バス会社ではお得な定期券(パス)を扱っています。デイリーやマンスリーのパスがあり、これらのパスは指定の期間内であれば、一定の範囲内の路線で制限なく利用することができるので、便利でお得です。購入は、オンラインや各駅、または乗車時に可能な場合もあります。

タクシー

自分のいる場所へ迎えに来てくれ、目的地まで連れていってくれるタクシーはとても便利ですが、アメリカ中どこでもタクシーが走っているわけではありません。例えば、ロサンゼルスのように流しのタクシーが存在しない場所では、駅やホテルでタクシーを呼ぶ必要があるなど、都市によって事情は異なっています。

一方、アメリカで最も有名なタクシー会社、Yellow Cabはニューヨーク市内全域をカバーし、マンハッタンでは一般車よりも多いのではないかと言われるほど。初乗りは$2.50(NYの初乗りは$2.50、LAの初乗りは$2.85)~と格安なため、気軽に利用できる反面、週末や夜のブロードウェイ付近、ビレッジ周辺は、空車を探すことが難しいのが現状です。

日本と違い、アメリカのタクシードライバーは必ずしも道を知っているとは限りません。タクシーは、自分の代わりに運転して連れて行ってくれるサービスであり、利用客がドライバーに目的地への道順を伝えることも珍しくありません。ドライバーに行き先を告げる際は、住所をそのまま伝えるのではなく、交差点を伝えるのが一般的です。

空港などで声をかけてくる白タクには要注意です。遠回りをされていたり、不当な金額を要求してくるケースがあります。乗車する際は営業許可証があるか確かめ、あらかじめ目的地までの料金を確認しておくと安心です。降車時にはドライバーに15%程度のチップを忘れないようにしましょう。

空港送迎シャトル

空港に行き来する際の手段として、民間タクシー会社を始め、空港バスや乗り合いバン、シャトルなど様々なサービスがあります。大きな荷物がある場合は移動も大変なので、Door to Doorのシャトルがおすすめです。予約はオンラインや電話でできますので忘れずにしましょう。こちらサービスもチップを忘れずに。

■ SuperShuttle
http://www.supershuttle.com

レンタカー
ビザを持たず、短期の旅行であれば、国際免許証があればレンタカーを借りることができます。ほとんどのレンタカー会社では21歳以上しか借りられません。 日系のレンタカー会社では21歳未満でも借りることができるところもあります。また州によっては日本の免許証でも借りられる場合もあります。
ラクトにお問い合わせ!無料カウンセリング☆
Cal America
San Francisco Institute of English
ASA Institute
St. Giles, San Francisco
University of Hollywood