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ビザと I-20 の違い
「ビザ」は、有効期限内であればアメリカに何度も入れる通行手形です。ビザの有効期限が切れていてもI-20が有効であれば、アメリカに滞在することができますが、ビザの更新はできるだけ早く済ませましょう。しかし、ビザが有効でもI-20の有効期限が切れていれば、滞在資格は無くなります。常にI-20は有効なものにしておきましょう。
アメリカ国外に出る場合(学生ビザで再入国の必要がある場合)
アメリカ再入国の際にトラブルを避けるため、ビザの有効期限に注意し、I-20に学校のアドバイザーから帰国前にサインをもらうのを忘れないようにしましょう。 I-94 について
通常、飛行機の中で記入し、入国審査官が入国者のビザにあわせて、いつまで滞在を認めるかを決定し、I-94に書き込みます。アメリカ出国の際に回収されるまで、パスポートと一緒に保管しておきましょう。I-94の期限が切れてしまうと不法滞在になります。また、2013年4月30日以降、I-94廃止に伴い、以降入国の方の場合、順にI-94が廃止され、電子システムで管理されるようになりました。 学生ビザの更新
アメリカ国内でのビザ更新はできません。日本に帰国して、アメリカ大使館で更新します。新しいビザを受け取るには1ヶ月、もしくはそれ以上かかることもあります。
休暇
学生ビザで来ている学生も、Vacation(長期休暇)を取ることができます。その間はフルタイムの学生である必要はありません。 しかし、働くことは許されません。 クオーター制の学校に通う学生は、3クオーターを連続して取ると、1クオーターの休みを取る事ができます。 語学学校生は、連続して履修していなければならない期間が異なるため、詳細は学校のカウンセラーにお尋ねください。 Vacation(長期休暇)を取る際、事前にカウンセラーに希望を伝えておかなければなりません。 転校
学校を転校する際には必ず学校のアドバイザーとよく話をしましょう。 I-20を常に有効なものにしておくためにも、転校、進学を考え始めた時点で、カウンセラーと話を進めておく必要があります。 SEVIS
SEVISとはアメリカに留学する学生が留学期間を終了または学校を卒業するまで、あるいは定められたプログラムを修了するまでをモニターする、インターネットを基幹とした米国移民局(BCIS)のシステムです。 学校は、全ての学生の情報をこのシステムにデータ入力することが義務付けられています。学校がSEVISに報告する内容は、学生がクラスをパスしたか否かです。大学の場合は必修単位数である12単位を取得したかどうかが報告されます。そしてパスした学生が再度登録されます。パスしなかった学生はDrop Out(落第)という形で報告されます。またSEVISにはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)やTax IDナンバーの項目がありますので、もしSSNを使って働いたり、タックスリターンをしていたりすると違法就労が見つかる可能性があります。 このシステムによって、不法滞在者が管理されます。 不法滞在
ESTAでの入国後91日以上滞在した場合、または学生の場合はI-20が執行している場合、不法滞在となります。その際、アメリカ国内に180日以上不法滞在した人は3年の、1年以上不法滞在した人は10年のアメリカ再入国禁止処分となります。またこの記録はアメリカ移民局のシステムにも残るため、その後のVisa申請の際など、却下される要因となる可能性もあります。くれぐれも注意して下さい。 アルバイト
学生ビザでアメリカに滞在している学生は、原則、在籍している学校外で就労することはできません。 ただし在籍している学校では合法的に働くことができます。学生が学校内で働く場合は、学校は学生をSEVISに登録しなければなりません。 もしSEVISに就労の登録がなければ違法になります。 |