アメリカ留学の魅力
海を渡ることが難しいことではなくなった今、海外への留学も容易になってきています。英語圏への留学先として以前からアメリカは他の国に大きく差をつけて人気ナンバー1を誇っていますが、数ある中からアメリカが選ばれる理由は様々です。
アメリカ留学の大きな目的のひとつに「語学習得」があります。英語を話せるようになりたい、海外で英語の勉強をしたいと思ったとき、真っ先にアメリカを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。アメリカの映画や音楽など文化的なものを通じてのアメリカ英語が日本に与えている影響は大きいです。
多文化・多様性
アメリカは「人種のるつぼ」と言われるように、多くの移民によって成り立っている多民族国家です。例えばカリフォルニア州内だけでも100近い言語が話されていると言われ、文化、風習、宗教など世界のいろいろな国が集まっている多文化・多様性を備えた国。そのためアメリカでは異なるものへの意識がオープンになります。また、州ごとに異なる特徴があり、全てが大きく異なっているため、場所によっては全く違う国のように異文化を味わうことができます。
経済大国アメリカ
アメリカは世界経済やビジネスの中心。例えばニューヨークのウォール街は世界経済を良くも悪くも左右するほどの影響力を持っています。そんなアメリカは様々な分野でトップに立っている人が集う国。IT業界からエンターテイメント業界までアメリカでビジネスに成功し功績を収めている人は数え切れません。2007年に発表されたアメリカの経済紙での「The World's Billionaires」(世界長者番付)によれば、世界946人のうち、約半数の415人がアメリカ人です。一方日本人は24人がランキング入りしています。
このように、アメリカンドリームの象徴とも言える億万長者や、世界中からの尊敬に値するノーベル賞受賞者などをアメリカは多く輩出していますが、そこにはアメリカの優れた教育システムがあります。
世界トップレベルの恵まれた環境
アメリカ留学の中でも人気があり、年々、増えているのが正規留学と呼ばれる大学留学です。アメリカの高等教育水準は世界でもトップと言われています。アメリカの大学では世界中から優秀な教授を招き、最先端の研究が行われています。世界のノーベル賞受賞者の約半数がアメリカの大学に属していることからもそのレベルの高さがうかがえます。
また、アメリカの大学は公立私立を問わず独立採算なので、大学間の競争が激しく、大学側は学生に「選ばれる」ための努力を惜しみません。例えば、殆どすべての教授が授業外にも「オフィスアワー」を設けて学生の相談に乗ってくれます。
誰でも教育を受けることができる
アメリカには自ら望む人には教育を平等に提供しようという理念が根底にあるので、留学生だからと言って特別難しい条件を与えられることもなく、学校側が要求する一定の基準を満たしていれば学校へ入学することができます。年齢制限などもほとんどなく、自分が好きなタイミングで好きな分野を学べる学校に入れるため、すでに社会人経験がありキャリアを築いてきた人も受け入れてもらえます。
自由に選べる、豊富な選択肢
日本の大学に自分のやりたい専攻がないという理由でアメリカに留学する人が多いように、アメリカの大学には多いところで100~150を超える専攻があります。たくさんの専門分野の中から自分に合ったものを見つけることができるでしょう。
大学の後半ともなると個々の興味がある分野にそれぞれ分かれて学習を進めますが、それまでは特定のものに縛られることなく何にでもチャレンジすることができます。その間、自分が本当にしたいことは何なのか、将来どうなりたいのかなど、自分探しを続けるのです。これは、早くから文系と理系に別れ、目標が明確にならないまま大学に入学・卒業する人が多い日本とは大きく異なる点です。
チャンスと自己責任
アメリカでは、自由もチャンスも多いですが、その分責任も大きくなります。誰かの指示によって動くのではなく自分で考えて行動しなければいけないため、アメリカでは自主性や独立性を強く求められます。日本はフルサービスの国であるため、自分自身が動かなくともまわりが何かしてくれるということがありますが、アメリカでは自ら行動を起こさなければ誰も何もしてくれません。他の誰でもなく自分自身のために行動する力は、少しずつ自然と養うことができます。
「外に出て初めて内を知る」というように、日本を出てアメリカに留学して初めて気付くことや学ぶことはたくさんあります。便利になり世界が狭くなった現代、広い視野を持ちアメリカ留学へと挑戦することは、勉強やビジネスはもちろん、自分自身の人生そのものを変えるきっかけになるかもしれません。