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専門学校

アメリカにはたくさんの職業専門教育を提供している学校があり、その代表とも言えるのが一般的にCareer/Vocational Schoolと呼ばれる私立の専門学校です。

日本では高校を卒業した後、直接専門学校へ行くことが多いですが、アメリカでは必ずしも高校卒業後すぐに入学する人ばかりではなく、コミュニティカレッジを卒業した後や、4年制大学に在籍中の人が大学と平行して通うなど、人によって様々です。

取得できる資格・学位

一般教養も含め広範囲に渡ってバランスよく教える大学に比べ、専門学校ではある特定の分野において即戦力となる力を身につけるためにカリキュラムが組まれ、プログラムを修了すると学位や修了証書がもらえるプログラムもあります。

しかし、それらを取得するためには必要な時間数の履修と条件を満たさなければいけません。専門学校を卒業すれば必然的に学位や修了証書が与えられるわけではなく、中には通っている専門学校とは別に、コミュニティカレッジへ通って一般教養の講義を受講するとDegreeを与えられる場合も。

学位を与えない専門学校は全米で4,000以上あると言われ、社会に出てからも実力社会のため即戦力となるよう実践的なハイレベルな内容のカリキュラムを提供している学校も多くあります。

また、ロサンゼルスでは映画に関する専門学校が、シリコンバレーのほうではコンピューターに関連する専門学校が多いなど、地域産業が発達している業界・分野の専門学校が多く見られ地元と密着しています。しかし、同じ私立の専門学校でも、学校によって施設の充実度や講師陣の質など、かなりの違いがある場合もあるので、やはりここでも入学前の下調べは重要です。

学生ビザ (M-1ビザ)

語学学校や大学へ留学生が通う際はF-1ビザが必要ですが、専門学校の場合はM-1ビザを取得することが必要となる場合が多くあります。M-1ビザは語学学校以外の、デザイン学校、美容学校、飛行機訓練学校などの専門学校に入学し、アメリカで勉強をしていくために必要なビザです。

必要な書類は基本的にはF-1ビザと同じですが、滞在可能期間は1年間、またはI-20に記載されている修学期間プラス30日と定められており、F-1ビザとは異なっています。

留学生の場合、アメリカでの滞在許可証であるI-20は非常に大切です。ほとんどの学校でI-20を発行している大学や語学学校とは違い、専門学校の場合は授業時間数が少なく、ビザの発行対象とならない場合もあります。ビザが必要な場合は、注意して予め調べておきましょう。

学費    

学校やプログラムによって大幅に異なっているため一概には言えませんが、1年間で$3,500~$20,000くらいかかります。最近は全体的に学費が上がってきているようで、その他に、例えばメイクの学校ではメイクに使う道具など、それぞれの分野に合わせて材料費や教材費がかかります。

コミュニティカレッジの職業訓練コースでも専門的なスキルを身に付けることができる上、学費は専門学校がコミカレの倍以上かかる場合もあるので、コストの面だけを考えるとあまり経済的とは言えないかもしれません。

入学条件

一般的に、高校卒業と同等の資格を有していることが求められ、一定の英語力の提示を求められることはあまりありません。しかし、留学生の場合はやはり英語力がネックになることが多いので、定められたスコア基準がない場合でも、ある程度の英語力をつけておきましょう。TOEFLスコア 61(iBT)程度があれば授業の内容も理解できるでしょう。

キャリア

専門学校を卒業後は、同じ分野の業種・職業に就職し、専門学校で身に付けた実践的なスキルを生かします。学校で学ぶ以前と同じ業界でさらにキャリアアップをはかったり、学んだことを生かして企業するなど、役立て方は人それぞれです。

OPTについて

フルタイムの学生として1年以上のプログラムを終了すること前提として、卒業後、一定間アメリカでフルタイムで就労することができます。職種の選択は学生の専攻する学術領域に限られ、大学の許可および移民局の許可が必要です。申請は、卒業の90日前から行う事ができますが、コース終了までに申請しなければなりません。

 

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