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もともと砂漠だった場所を住宅地にした平野で、ドラマ「The OC」にも出てくるように美しい外観で計画的に造られたその街は、京都のように碁盤目上にきれいに家が並ぶ高級住宅地である。トーランス(Torrance)などに比べて、周りには日系のお店などは多くないが、映画館が入っているアーバインスペクトラム(Irvine Spectrum)やマーケットプレイスといったショッピングセンターも充実している。街のいたるところに公園があり、市民の憩いの場となっている。南の方にはIT系企業が集中しており、雰囲気も住宅地とはだいぶ異なる。

FBIの調査に基づく全米治安調査でも、アメリカでもっとも安全な都市として第7位にランクインするほど安全な地域として知られている。治安が大変良いことで有名なアーバイン(Irvine)だが、いくら治安が良いといっても油断は禁物。どんな安全な地域でも強盗などの犯罪はゼロではない。日本にいる時と同じ感覚で夜や人通りの少ない住宅地を歩くのは避け、一人での行動や夜の外出は控えた方がよい。

アーバイン(Irvine)に来る留学生は大学より語学学校に来る学生が比較的多く、カプラン(Kaplan)という人気の語学学校ではたくさんの日本人、韓国人、台湾人などが学んでいる。4年制大学では、カリフォルニア大学アーバイン校（UC Irvine）が有名で、地元では別名、中国系移民の大学(University of Chinese Immigrants)と呼ばれ、その別名の通りアジア系の学生が多く通う学校だ。私立大学ではコンコーディア大学(Concordina University)があるが、日本人留学生の数は極めて低い。

その治安の良さと、美しい町並み、住みやすさから家賃相場は高め。1戸建ては1億5千万円以上から、と言うから驚きである。アパートの月々の家賃の相場はワンルームで＄1,000、1 ベッドルームで＄1,400、2ベッドルームで＄1,800、がおよその平均。他の地域に比べアパートの家賃相場が高めなのは一目瞭然。